『大和ハウス初任給10万円引き上げ!』 去年の新入社員はどうなるの? ほかの会社は?

 大和ハウス工業は20日、4月から新卒の初任給を一律で10万円引き上げ、大卒は35万円にすると発表しニュースでも大きく取り上げられました。

実に昨年の40%増という事ですが、昨年まで入社した既存社員との兼ね合いなど大丈夫なのでしょうか?お節介ながら調べてみました。

この記事でわかること

・なぜ10万円上げるのか?

・既存社員との兼ね合いは取れるのか?

・ほかの会社はどうか?

 

 

初任給改定の内容

現行改定後増額
大学卒250,000円350,000円+100,000円(40%)
大学院卒262,000円362,000円+100,000円(38%)
高卒・専門学校卒232,000円332,000円+100,000円(43%)

大卒初任給が350,000円高卒・専門卒でも330,000円と大変魅力的な金額になっていますね。

ちなみに採用予定は740人です

 

 

なぜ初任給を10万円も上げるのか?

深刻な人手不足があった!

若者が減っている昨今、どの業界も優秀な新入社員の確保が難しくなっています。その中でもとくに建設業界は深刻な人手不足があるようです。

建設業界が人手不足な理由

①労働者の高齢化

建設業界の労働者の平均年齢は高く、多くの熟練労働者が定年を迎えています

②若者の建設業離れ

ITやサービス業など他の産業に比べて、建設業は若年層にとって魅力的に映らないことが多い。
さらに建設業界は、「3K(きつい、汚い、危険)」のイメージが強く、労働条件が厳しいとされるため人気がありません。

③労働環境の過酷さ

長時間労働が常態化しており、週60時間以上働く労働者の割合が全体の約20%に達しています 。長時間労働や不規則な勤務時間、屋外での作業による身体的負担が大きいことから、持続的に働き続けることが難しいと感じる人が多いです。

これらの理由で深刻な人手不足があるため、今回の初任給増額に踏み切ったと考えられます。

 

それなりに理由があるんだね

 

 

既存社員はどうなるの?

新入社員だけ10万円も上がったら、去年の先輩のほうが給料低くなってしまいますよね?
そのあたりは、大丈夫なんでしょうか?

既存社員にもベースアップがある!

安心してください!既存社員もベースアップがあります!

対象者   正社員約1.6万人
昇給率   23.5%
昇給額   92,945円(平均)

実に、月23.5%のベースアップがあるようですね!
これなら、既存社員からも不満の声は上がらないと思われます。

※ただ、賞与はこれまで平均4.9カ月分だった賞与を3.7カ月分に減額するとのこと

トータル年収で約10%の増となるようです!

 

他の会社はどうなのか?

他の企業・業界はどうなのか調べてみました。

金融業界
三井住友銀行・・・大卒初任給255,000円→300,000円
東京日動海上火災・・・大卒初任給280,000円→410,000円(転勤・遠隔地勤務)
明治安田生命・・・大卒初任給295,000円→332,000円(固定残業代含む)

小売業界
ユニクロ・・・大卒初任給300,000円→330,000円
ノジマ・・・1万円のベースアップ+手当25,000円 最高で300,000円

建設業界
オープンハウス・・・大卒初任給330,000円→360,000円
大成建設・・・大卒初任給280,000円→300,000円

やはり各業界も人手不足な企業は、積極的に新卒初任給の増額を行うようです。

『東京日動海上火災』410,000円!や『オープンハウス』360,000円など、
初年度から年収500万円を超える企業も出てきています。

 

まとめ

初任給30万円時代

物価高や人材不足の影響で、新卒初任給の増額はブームを超えて必然のようです。
大和ハウスさんに限らず今後も各企業から初任給増額の発表があるでしょう。

初任給は30万円を超える時代に突入したようです。

続報がありましたら、都度更新します。
↓ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。

 

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