手取りとは? 額面との違いは? 【年収別】手取り早見表

お金の きほん

こんにちは、あっきーです!

急に「手取りいくら?」「年収いくら?」と聞かれると困りませんか?

「手取りの意味が分からない」「給与明細の見方が分からない」…と悩んでいませんか?

そんな人のために、「手取りと額面の違い」「給与明細の見方」をかんたんにまとめました!

あっきー
あっきー

この記事は、こんな人にオススメ!

・「額面と手取り」の違いが分からない

・給与明細の見方が分からない

・月収、年収が分からない

この記事を読んで、聞かれてもぱっと答えられるようになりましょう!

「額面」とは?「手取り」とは?

額面金額とは?

額面とは、会社から自分に対して支払われる金額の合計のことです。

通常は、基本給と通勤手当(交通費)、時間外手当(残業手当)などの各種手当で構成されています。一般的な給与明細では「総支給金額」の欄に記載されています。

いろいろ引かれる前の金額。と覚えておきましょう。

※求人サイトなどの、給与金額は「総支給額」。つまり引かれる前の金額です!

手取りとは?

手取りとは、自分が実際に受け取れる金額のことです。

会社員として働いている人は通常、額面のままの金額を受け取ることはできません。

社会保険料、所得税や住民税などが天引きされた上で、支払われる仕組みになっています。

額面から天引きされることを「控除」と言います。つまり、「額面=総支給金額」から、「控除の合計額」を差し引いた金額が手取りということです。

一般的な給与明細では「差引支給額」の欄に記載されています。

いろいろ引かれた後の金額。と覚えておきましょう。

年収いくら?と聞かれたら

年収いくら?と聞かれたら、総支給額を答えてください。

月の総支給額×12か月+賞与の総支給額=年収です。

ローンやクレジットの申し込みなど、年収を記入することがありますよね?

その際には、手取りではなく総支給額を書くようにしてください

給与明細の見方とポイント

給与明細とは

給与明細とは、支払われる給与の根拠となる情報が記載された書類のことです。

現在は、書面の代わりに電子データで提供されることが大半です。

一般的に、給与明細は給与支給日までに受け取ります。

所得税法第231条で「給与を支払う者が給与の支払を受ける者に支払明細書を交付しなくてはならない」ことが定められています。

給与明細の見方

給与明細の記載項目
  • 勤怠
  • 支給
  • 控除
  • 差引支給額

【勤怠】の見方

出勤状況について記載されている欄です。

出勤や欠勤、有給休暇の日数、時間外労働(残業)時間など間違いがないか確認しておきましょう。

※時間給で働いてる人は、必ず時間数のチェックをしましょう!

【支給】の見方

会社から支給される給与について記載されている欄です。

基本給、時間外手当や役職手当、住宅手当などの各種手当もすべて合計されて記載されます。

「総支給額」が支給されたすべての給与の合計です。

※手当の中には月ごとに変動するものや、業績によりカットされるものもあります。

【控除】の見方

給与から引かれるお金について記載されている欄です。

健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などの社会保険料。そして所得税や住民税などの税金。

これらの金額は年齢や給与の額で変化します。

控除額の合計はだいたい、支給金額の2~3割程度になるのが一般的です。

※また、財形貯蓄分などもここに記されます。

【差引支給額】の見方

実際に振り込まれる(渡される)金額が記載されている欄です。

【総支給額】-【総控除額】=【差引支給額】です。

差引支給額(手取り金額)は、総支給額の70%~80%が目安となります。

※派遣社員の方など、住民税が天引きされない場合もあります。その場合、手取りから自分で納税通知書で支払うことになります。

【年収別】手取り金額早見表

では実際に手取り金額はいくらなのか、年収別に見ていきましょう!

年収年間の所得税年間の住民税年間の厚生年金年間の健康保険控除合計手取り
130万円0.4万円1.5万円12.1万円6.6万円21万円109万円
150万円1.2万円3.2万円13.8万円7.6万円27万円123万円
170万円2.0万円4.6万円15.6万円8.5万円32万円138万円
190万円2.5万円5.6万円17.6万円9.6万円46万円154万円
210万円3.0万円6.7万円19.8万円10.8万円41万円169万円
250万円4.3万円9.1万円22万円12万円49万円201万円
290万円5.3万円11.2万円26.4万円14.4万円58万円231万円
310万円5.9万円12.2万円28.5万円15.6万円64万円246万円
330万円6.4万円13.3万円30.7万円16.8万円69万円261万円
370万円7.7万円15.8万円32.9万円18万円77万円293万円
450万円10.5万円20.8万円41.7万円22.8万円99万円351万円
500万円14.1万円24.3万円45万円24.6万円119万円389万円
550万円17.1万円27.2万円51.6万円28.2万円127万円423万円
600万円20.6万円30.7万円54.9万円30万円140万円460万円
650万円24.6万円34.2万円58.2万円31.8万円153万円497万円
700万円31.4万円37.5万円64.8万円35.4万円173万円527万円
800万円47.2万円45.3万円71.4万円40.8万円209万円591万円
900万円65.6万円54.3万円45万円242万円658万円
1000万円85万円63.7万円49.8万円276万円724万円
1500万円214万円111万円76.2万円481万円1019万円
2000万円379万円160万円83.4万円705万円1295万円
※年収は額面。各手当は除く。収入は給与収入のみ。年齢は40歳未満。控除は基礎控除と社会保険料控除のみの場合。2024年5月現在。

年収310万の人は、控除が64万円で手取りが246万円 手取り率が79.3%

年収500万円の人は、控除が119万円で手取りが381万円。手取り率が76.2%

年収1000万円の人は、控除が276万円で手取りが724万円。手取り率が72.4%

※所得税は収入が増えるほど税率が上がります(累進課税)ので、年収が多い人ほど手取り率が低くなります。 年収1000万の人は、実に72.4%まで下がります。

まとめ

見出し
  • 「手取り」とは、実際に受け取る金額
  • 「額面」とは、引かれる前の総支給額
  • 「年収」とは、1年間の総支給額

給料に関わる言葉や知識は教わることもなく、意外と知らないことが多いですよね。

今後のためにも、定期的に実際の数字と違いがないかチェックする習慣を付けましょう。

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