『独身』と『結婚』どっちが得なの? お金のリアルを比較【一人暮らしvs夫婦のコスト】

こんにちは、独身アニオタFPのあっきーです!

「この国は独身者に厳しい」「結婚してる人は優遇されてる」…と思っていませんか?
今後の人生を考えるときに、『どっちが得なのか?』をまず知っておくことは重要なことですね。

そんな人のために、ホントはどっちが得なのか、現役独身アニオタFPがスバリわかりやすく解説します

あっきー
あっきー

この記事はこんな人におすすめ

・おひとり様を迷っている人

・独身のお金について知りたい人

・将来に不安を感じている人

結婚すると得するってよく聞くけどな

この記事でわかること

・【税金・制度】・・・既婚者の方が断然トク!
・【収入・支出】・・・独身者は娯楽・趣味に使える!
・【生活の大変さ】・・・子供1人あたり2,000~4,000万円必要!

はじめに:独身と結婚、どっちが「得」なのか?問題

SNSでもよく「独身と結婚どっちがメリットが大きいか?」が話題になりますよね。
「自分の時間やお金を自由に使える」「共同生活によって、経済的に安定する」など様々な意見があります。

ここでは、お金の面から冷静に比較分析していきます!

【収入編】独身と既婚者の違い

まず、単純に同じ年齢で同じ会社員で同じ収入の人で、独身と結婚してる人で比較してみましょう!
※配偶者のことは一旦おいておきます。

既婚者は、税金の面でお得!

表のとおり、既婚者は税金の面で優遇されます!
同じ年収なのに、配偶者がいるだけで手取りが万円も変わります。これが既婚者は得だといわれる所以ですね。

つぎに配偶者も入れた『世帯年収』で比較してみましょう

既婚者は扶養されると、さらにお得!

年収350万円の独身と年収350万円+129万円の夫婦(合計479万円)のどっちが得か比較しています。

結果は、年収で129万円の差が、手取りになると170万円の差になります!
これを見ると、「結婚した方が絶対得じゃん!」と思っちゃいますよね?

これは、配偶者(仮に奥さん)が年収が130万円以下で、(旦那さんの)扶養に入っている場合は
なんと『健康保険料』も『国民年金』の負担もなくなるからです!

【税金・制度編】独身が不利?有利?

既婚者に圧倒的に有利

  • 配偶者控除、配偶者特別控除・・・配偶者がいる場合、一定の所得控除を受けられる制度
  • 扶養控除・・・16歳以上の子供がいる場合、一定の所得控除を受けられる制度

配偶者控除は、最大で38万円の控除を受けることが出来ます!
※いずれも年収等の要件を満たす必要あり。

独身者にも利用できる制度はある

  • iDeCoの所得控除・・・月1万円年間12万円かけた場合:年間18,000円の節税

結論:制度として、圧倒的に既婚者に有利です!
※旦那さんの稼ぎで、奥さんや子供を扶養に入れられるかがポイントです。(奥さんが130万円以下で働く場合など)

【支出編】生活費はどう変わる?

独身夫婦のみ
収入(月額)22万6000円34万1000円
住宅費(ローン含)6万円10万円
食費3万6000円5万3000円
光熱費8000円1万8000円
通信費8000円1万3000円
自動車関連6000円3万1000円
日用品4000円1万2000円
衣服費6000円1万1000円
保険費・医薬品4000円1万円
娯楽2万円2万2000円
その他2万2000円3万7000円
合計17万4000円30万7000円
収支+5万2,000円+3万4,000円

独身世帯に比べて夫婦世帯は手取り金額は多いですが、その分生活費も多くかかります。

食費や、家賃、光熱費など1人よりも2人の方が効率がいい項目もあります。

独身者の生活費
・趣味や娯楽など、自分のライフスタイルに合わせて設計できる。

夫婦の生活費
・子供の有無で大きく生活スタイルは変わる。(子供がいなければ、独身者とほぼ同じ)

子供がいる場合は、生活が一変する

現在、日本の夫婦の9割に子供がいます。
結婚するという事と子育ては、セットになっているのが一般的です。

子供が生まれると、年間約100万円の育児費用がかかります。
中学生になると、年間約150万円。大学生になれば、年間約200万円以上のの費用がかかることになります。

子供が一人いるだけで、莫大な費用がかかります。

子供が1人が幼稚園から大学までにかかる費用
・すべて公立の場合:2,400万円
・すべて私立の場合:3,900万円

まとめ:独身と結婚はどっちが得か?

結論:独身者と既婚者では、既婚者の方が税制など大きく得をします!
既婚者が受けれる『所得控除』は大きいものです。

ただ、結婚し子育てをするのであれば、いくら得な制度があっても生活は楽なものではないでしょう。

・独身・・・自由な生活。転職など生活を変えたい人には良い。老後の備えは必要。
・子なし夫婦・・・独身時代とほぼ同じ。協力して生活できる人には良い。
・子あり夫婦・・・生活は大変。収入を増やし続けることが必要。

このブログでは、独身・おひとり様、推し活中の人を全力で応援します!

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