S&P500は何の銘柄で構成されているの?
構成銘柄上位10社 S&P500の組入銘柄として採用されるには時価総額が82億ドル以上でなければならないなど、複数の条件を満たす必要があるなど厳しい採用項目があります。
銘柄 | 業種 | 構成 |
---|---|---|
マイクロソフト | 情報技術 | 7.0% |
アップル | 情報技術 | 7.0% |
アマゾン | 一般消費財 | 3.4% |
エヌビディア | 情報技術 | 2.9% |
アルファベット クラスA | コミュニケーション | 2.4% |
メタ・プラットフォームズ | コミュニケーション | 1.9% |
バークシャー・ハサウェイ | 金融 | 1.7% |
テスラ | 一般消費財 | 1.5% |
アルファベット クラスC | コミュニケーション | 1.5% |
ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア | 1.4% |
※これらの銘柄は、オルカンでもほぼ採用されています。
「S&P500」にだけ投資するのはやめた方がいい?
やめた方がいいとは言わないが、損失が大きくなる可能性がある。
S&P500の投資対象はアメリカ企業だけです。もし今後テロや大災害などアメリカ経済に大きな影響を与えるような出来事がおきた場合、オルカンなど他国にも投資している銘柄よりも、価格の下落が大きくなる=損失が大きくなる可能性はあります。ただ過去にもアメリカは似たようなことを乗り越えて今の好景気を迎えているという実績もあります。
そういったリスクはありますが、「アメリカは今後も成長し続ける」と考えるのであれば、S&P500に絞っても問題ないでしょう。
「S&P500」と「オルカン」の2本立ては最強?
分散効果は、あまり高くない。
「S&P500」と「オルカン」の2つに投資先を分けた場合、リスク分散効果さほど高くありません。
オルカンの投資先の約6割は米国株式で、銘柄の上位はS&P500関連の投資信託とほぼ同じです。他国への投資もしているので完全には重なってはいないものの、オルカンとS&P500には共通点が多く、似たような値動きになることが多いです。
リスク分散が目的ならば、「片方が下落するときは、もう一方が上昇する」というような「異なる値動きをする傾向にある銘柄」を組み合わせるといいでしょう。両方同時に下落するのを防ぐというのがわかりやすいリスク分散効果です。
たとえば、米国株式100%であるS&P500と、国内株式(日本株)100%の投資信託を組み合わせるといった方法もあります。
どこの何にどれくらいの割合で投資している投資信託なのかは、投資信託説明書(目論見書)を見ればわかります。それを確認して、重複が少ない投資信託同士を組み合わせるとよいでしょう。
まとめ
アメリカに期待するなら「S&P500」 リスクを抑えるなら「オルカン」
「S&P500」と「オルカン」は、人気ランキングでも常に1位2位を争う人気の銘柄です。
最初に始めるなら、どちらかでいいでしょう。
アメリカの景気は1990年から上がり続けていますし、世界の人口は増え続けています。どちらも投資初心者には安心できる材料だと思います。投資のキホンである、「長期」「積み立て」「分散」の原則を忘れずに自分に合った選択を心がけるとよいでしょう。
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