自分のお金を守る力を身に着けよう!
お金を減らす敵は3つ
まずは、せっかく貯めたお金や稼いだお金を無駄にしないようにしましょう。
そのためには、自分のお金を「守る力」「減らさない力」が必要です!
皆さんのお金を減らす敵は大きく3つです。
- 詐欺・マルチ商法
- 盗難・災害
- 浪費・不要な支払い
詐欺・マルチ商法
例①:投資詐欺(株・不動産・暗号資産) 主にSNSや知り合いから勧誘されることが多く、「絶対に儲かる」と勧められる。
投資の初心者がターゲットになりやすいため「元金が何倍にもなる」「1日で30万円儲かる」などのウソ情報に騙されてしまいます。
何十万もまとまったお金を振り込ませ、儲からなかったり最終的には業者と連絡がつかなくなるというケースがほとんど。友達や知り合いや会社の先輩からの紹介も多いのが特徴です。
例②:マルチ商法 「マルチ商法」は最初は自分が商品やサービスを契約し、次に自分が契約者を勧誘して利益を増やしていく取引のことです。
ネットワークビジネスとも呼ばれています。化粧品や実用品、最近は投資用のUSBメモリなどを高額で販売する詐欺的な商法です。実際に利益を得ている人の豪華な車や自宅などを見せられて信じてしまうことも多く、異性や友達から紹介され被害が後を絶たない状況です。
盗難・災害
2024年1月に能登半島地震が発生し、多くの建物が倒壊し多くの資産が失われました。またネット時代の今日では、ネット銀行のパスワードが盗難されるなどのリスクが高まっています。もちろん自宅の金庫や通帳印鑑の盗難の危険もあります。
浪費・不要な支払い
例①:ボーナスが予想より多かったから、ギャンブルや洋服・豪勢な食事にパーッと使ってしまった。
例②:通勤で必要なので、新車をローンで購入した。
例③:金融機関・証券会社・保険会社の窓口
お金の出し入れ、証券の売買などは手数料が発生します。知らず知らずに必要のない手数料を払ったり、不要な保険やオプションに加入していることが多いです。必要のない買い物や、新車はどれも消費の範囲を超えたお金の使い方です。
3つ目の敵は、自分自身でもあります。毎月の無理のない計画がこれらの敵から自分のお金を守ることができるのです。
金融トラブルに遭ってしまったら
ほかにもFXの自動売買や、SNSや掲示板での個人間融資、借金が膨らみ続ける多重債務など実は身の回りにはたくさんの金融トラブルが存在していて、誰しもその危険に遭う可能性があるのです。
味方は5つ
実際にトラブルに遭ってしまったら、できるだけ早く消費者ホットラインや金融庁などに電話しましょう! そしてまず、その電話で対処方法を聞きましょう!早めの対応が、自分のお金を守ることにつながります。
- 民法 18歳未満の未成年は、親の同意がない法律行為を取り消しできます。
- 消費者契約法 不当な契約条項を無効にしたり、不当な勧誘による契約を取り消したり出来ます。
- 特定商取引法 不当な訪問販売やマルチ商法、語学教室などの長期契約などは、契約締結の後でも一定期間内であれば無条件で契約解除出来たり、申し込み撤回できたりします。
- 消費者ホットライン 188番に電話すると、消費者生活センターの相談窓口で相談できます。
- 金融庁 金融サービスに関するトラブルの場合相談できる。ほかにも相談窓口の紹介もしてくれます。
※第三者への相談は、当事者の相手ではなく、公共の窓口や弁護士・FPなどに相談しましょう!
まとめ
「安全・確実」な儲けは絶対にない。
「楽して儲かる」「スマホだけで」「あなただけ」は絶対にない。
一人で悩まず、第三者に相談しよう!
自分お金は自分で守りましょう。
※SNSを使った偽広告や詐欺の解説は、別の記事で詳しく解説しています。
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