ペット可物件に投資する前に確認すべきポイント
- 2022年6月12日
- 投資・貯蓄
ペット可物件の投資や運用は、難しいと言われることがあります。
その理由は、ペット特有の事情にあります。
考えもなしにペット可物件に投資してしまうと、運用だけでなく出口戦略も失敗してしまう事態に陥ってしまいます。
ここからは、ペット可物件への投資が成功するポイントをお伝えします。
ペット可物件のポイント~①ペットに対してのルールを設ける~
最初にお伝えするペット可物件のポイントは、飼育ルールに関することです。
仮にアパート全体をペット可物件として運用したとしても、ペットに関するトラブルが必ず発生します。
トラブルで多いのが、ペットの種類に関することです。
今やペットは、犬や猫だけでなく、小鳥、ウサギなど、幅広い動物が対象となります。
その際に、同じペットだからと犬や猫と同じ飼育ルールにしていると、建物に思わぬ損害が起こってしまいかねません。
例えば、小鳥の場合は部屋で自由に飛ばすこともありますので、人間の目が届かない所に傷や汚れをつけてしまうことがあります。
また、飼育可能な条件の動物であっても、飼育数が多い状態だと、部屋の状態がさらに悪化したり、常識を超えたトラブルが起こったりする可能性があります。
そのため、飼育しても良い動物の種類や飼育数に関しては、細かすぎると言ってもいいくらいのルールを設けた方が、管理する側からすると安心できるのです。
ペットと一緒に過ごしているといっても、他の入居者・ペットがいますから、入居者全員が過ごしやすい環境を整備する上で、ある程度のルール設定は欠かせません。
ペット可物件のポイント~②最初から“ペット可物件”を購入する~
次にお伝えするペット可物件のポイントは、通常の物件を変えるのでなく、最初からペット可物件を購入することです。
中には、元々ペット可物件でない建物を修繕して、新しくペット可物件として入居者を集めたいと考える方もいるでしょう。
しかし、購入した物件に入居者が全くいない状況ならいいのですが、1人でも入居者がいると厄介な問題が起こります。
それは、ペットを受容できるかどうかです。
前の入居者がペットに対して理解があればいいのですが、そうでない場合はペットを飼育している入居者とトラブルが起こる可能性があります。
そうならないためには、初めからペット可物件として売り出している建物を購入すべきです。
通常の物件購入と考え方が違うことは、不動産投資をする上で大きなポイントになります。
まとめ
ここでは、ペット可物件への投資が成功する2つのポイントをお伝えしました。
まずは、物件内で飼育できるペットについてのルールを設けることです。
次に、物件を選ぶ段階で、通常の物件でなく、最初からペット可物件を購入することです。
特に2つ目のポイントは、ペットの容認に関わる問題になります。
動物の好き嫌いの改善は難しいですから、ペットを飼育している入居者だけの環境で運用すべきです。
2022年6月12日