ESG格付けは投資にどのような影響を与えるのか?
- 2022年4月27日
- 投資・貯蓄
ESG投資を行っている場合、銘柄選びのポイントはESGへの取り組みになります。
これは企業のホームページで確認することができますが、行動している事実と評価は同じではありません。
評価を知りたい場合は、ESG格付けを参考にしている投資家が多いのです。
これは一体、どのようなものなのでしょうか?
ESG格付けとは?~ESG投資の評価判断の一つ~
ESG格付けとは、企業や投資家、その他金融の専門家が意思決定をする際に取り入れるために使われている評価になります。
企業の取り組みの判断は、個人的な感覚で判断できないところもあります。
そこで企業の責任投資を正確に評価するために、社会や環境、ガバナンス基準といった複数の要素から評価を行っているのです。
現在、ESG格付けを行っている機関は3社あります。
・MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)
・FTSE Russell(フッツィー・ラッセル)
・Sustainalytics (サステイナリティクス)
それぞれの機関で評価基準が異なりますから、評価を確認する際には注意して下さい。
また、ESG格付けの評価によって、投資におけるリスク度合いも変わってきます。
評価を確認する際は、リスクのこともふまえた上で銘柄を見るようにしましょう。
ESG格付けが投資に与える影響とは?
ESG格付けは投資家にとって、企業の評価を把握する重要な存在になることが分かりました。
それを基に考えると、ESG格付けは株価の動きに影響する要素になり得るのです。
株価の変動は、投資家が対象となる企業の株を取引することで起こります。
取引をする理由は様々ありますが、業績の良い企業、今投資していると損失が大きくなってしまう企業等、状況判断の上で行うことがほとんどです。
この判断にESG格付けが関係してくると、株価の動向を左右することになるのです。
さらに、株価の動向は指数の動向にも影響してきます。
格付けの結果、評価が高い企業は株価の下落が最小限に収まっていることも事実としてあります。
よって、ESG格付けを参考にして投資をすることは、リスクの少ない投資をする上で重要なことになるのです。
ESG投資を始める方が増えている今、自分で企業の評価を行うのでなく、専門機関が判断した評価も参考にしてみてはいかがでしょう。
詳細な情報を基に評価を行っていますから、投資家の信頼度も高いです。
企業選びが難しいと思っている方こそ、プロの評価を参考にしてみましょう。
まとめ
今回は、ESG格付けが投資にどのような影響を与えるのかを解説しました。
ESG格付けは、社会や環境、ガバナンス基準を基に評価された、投資の意思決定をする際に取り入れるための評価になります。
それを投資に活かすと、株価の動向だけでなく、指標にも影響を与えることがあります。
専門機関が様々な視点から評価を行っていますので、皆さんも企業選びで迷った時は是非参考にしてみて下さい。
2022年4月27日