【再確認】iDeCo利用者の確定申告の有無について解説します
- 2022年4月16日
- 資産形成
お得な税制度を利用する場合、自分で確定申告をしなければならないかどうかが問題になります。
iDeCoの場合は、どうなのでしょうか?
今回は、iDeCo利用者の確定申告の有無について解説します。
iDeCoを始めたばかりの方だけでなく、運用中の方もここで制度内容のおさらいをしませんか?
iDeCoの確定申告が不要な人
まず、iDeCoの確定申告が不要なのは、サラリーマンや公務員になります。
これらの方々は、自分で収入の税計算をすることがありません。
基本的に所属している組織の担当部署で、税計算が行われますから、自分で行動を起こさなくても良いのです。
確定申告を不要にするには、職場で行われている年末調整の際に「小規模企業共済等掛金払込証明書」を提出しましょう。
これは掛金額の証明書になりますので、提出すると税の軽減を計算することができます。
難しい内容は何一つありませんから、提出を忘れないようにするだけで良いのです。
また、会社員や公務員の中には、給料から天引きで掛金を支払っている方もいます。
そのような場合は、上記のように証明書を提出しなくても、職場で年末調整を行ってくれます。
給料から天引きされている方は、さらに簡単に税控除をしてもらえます。
確定申告が不要な方であっても、自分がどちらの方法で控除してもらっているのかはきちんと知っておきましょう。
iDeCoの確定申告が必要な人
iDeCoを運用していて確定申告が必要な方は、自営業や専業主婦(夫)になります。
上記の方々は、仕事や家庭のお金の管理を、自分でしなければなりません。
そのため、iDeCoの税制優遇を受ける場合は、確定申告書を提出しなければならないのです。
ここまでは、基本知識として知っている方も多いでしょう。
それともう一つ、確定申告が必要になる方がいます。
それは、会社の年末調整時に必要な手続きを忘れてしまった方です。
年末調整時に必要書類の提出を忘れてしまった場合は、自分で手続きをして税の軽減を行わなければなりません。
面倒だからと書類の提出を忘れてしまうと、損してしまいます。
さらに、年末近くになってからiDeCoを始めた場合、年末調整に間に合わないことがあります。
始めたタイミングが年末近くだった場合も自分で確定申告しなければなりませんから、注意して下さい。
よって、年末調整で手続きをしてもらいたいと考える方は、iDeCoを始めるタイミングも計算した上で始めるべきです。
まとめ
今回は、iDeCo利用者の確定申告の有無について解説しました。
会社員や公務員のような場合は、所属している組織で年末調整を行いますので、自分で改めて確定申告をする必要がありません。
自営業や専業主婦(夫)の場合は年末調整がありませんから、自分で税制優遇のための手続きをしましょう。
しかし、年末調整に間に合わない場合は、会社員でも自分で手続きしないといけませんので忘れないように気をつけましょう。
2022年4月16日