40歳から支払う介護保険料の実態について
- 2022年4月3日
- ライフプラン
40歳になると、給料の額面が30代と違うことが出てきます。
天引きされる額が多くなった理由は、介護保険料にあります。
30代の皆さんの中には、介護保険料がどのくらい引かれるのか、まだ知らない方もいるでしょう。
今回は、40歳から支払う介護保険料の実態についてお伝えしたいと思います。
40歳から始まる介護保険料の概要
介護保険は、介護を必要とする人が、少ない負担額で介護サービスを受けることができるようにする制度になります。
介護が必要になると、本人だけでなく、家族にも多くの負担がかかってきます。
そのような状況に対して、社会全体で支え合うという目的で設けられた制度になります。
介護保険サービスは、国や自治体が負担している分と、40歳以上の方々が支払っている保険料を基に成り立っています。
そして、支払いは義務になりますから、拒否することができません。
ですので、40歳になると支払う税金が増えることになるのです。
支払う税金の関係で、給料から天引きされる額が増えることにより、当然手取りが少なる方も出てきます。
40歳になってから手取りが少なくなって驚くのでなく、介護保険料の影響であることは事前に知っておきましょう。
40歳から支払う介護保険料の金額はいくらくらい?
40歳から支払う介護保険料の金額は、お住まいの地域によって異なります。
2021年度の全国平均では、月額6,014円でした。
介護保険料は年々値上がりしている傾向があり、6,000円を超えたのは今回が初めてです。
前年度までの全国平均は月額5,800円ほどで、6,000円を超えることがなかったのです。
よって、30代の方々が支払う時には、もっと保険料が高くなっている可能性も否定できません。
また、ここでは全国平均の月額を取り上げましたが、自治体ごとに見てみるとより高い設定になっているところもあります。
自治体の中には、1万円近く支払っているところもありますので、家計への負担が大きくなることもあり得ます。
介護保険料全体が値上がりしている背景には、介護報酬の引き上げや高齢化が進んでいることが挙げられます。
特に高齢化の問題は、地域によって深刻な問題になっていますから、介護保険料が高くなることも仕方がありません。
若い世代は支払いが先ですが、お住まいの地域でどのくらいの金額を支払っているのか、家計のやり繰りを考える上でも事前に調べてみてはいかがでしょう。
参考URL(https://www.rehouse.co.jp/relifemode/home/senior/at_038/)
まとめ
今回は、40代から支払う介護保険料の実態についてお伝えしました。
介護保険は、40歳以上の方に加入が義務付けられている、介護を社会全体で支え合うために必要な制度です。
介護保険料は自治体によって金額が異なり、高額な地域になると1万円近くなることもあります。
保険料の支払いは40歳以降の収入に影響しますから、自分の自治体の金額を把握しておくと、家計のシミュレーションができて安心です。
2022年4月3日