新NISAを複雑だと感じてしまう理由とは?
- 2022年1月8日
- 資産形成
新NISAの制度内容には、賛否両論があります。
否定的な意見の中には、制度内容が複雑で難しいと感じている方もいます。
そして、この意見は決して少数派ではありません。
どうして、多くの方が新NISAを複雑だと感じてしまうのでしょうか?
新NISAに対して抵抗感のある方は、本記事を是非ご覧下さい。
新NISAが複雑に感じられる最大の理由
新NISAが複雑に感じられる理由の多くは、新しい制度設計にあります。
新NISAになると、2階建て構造に変化します。
2階建て構造は、それぞれ現行NISAで行われている内容と、つみたてNISAで行われている内容になります。
ここまで理解することは難しくありませんが、問題はその後です。
つみたてNISAのような運用を行う枠には、追加ルールがあります。
そのルールとは、投資可能な20万円の枠を使い切らなくても、現行NISAの枠に投資できること。
さらに、投資経験がある場合は、つみたて枠の利用をしなくても、片方のみの投資が可能であることです。
単純に、2階建て構造を利用した運用ができるだけではありません。
しかしながら、上記ルールを含めて新NISAを考えることになると、理解が難しくなると思いませんか?
難しく感じてしまう理由は、ここにあるのです。
運用ルールに細かい内容が含まれるため、それに自分が該当するのか、今の運用状況で良いのか迷ってしまいます。
そのルールは、現行NISAを利用している方が有利になる内容ばかりですが、かえって混乱させる結果になっているのです。
新NISAのことを“複雑”だと思っているだけ
私たちは、新しく始まる物事に対して抵抗感を表すことがあります。
それは、従来までの物事が大きく変わる影響で、自分の生活にデメリットが生じるのでないかと考えるからです。
ですが、全ての変化がデメリットに働いたことはありません。
最初は抵抗があったとしても、徐々に慣れていき、当たり前のように扱うことができるようになるのです。
その他の変更点としては、期限が2028年末まで延長されることが挙げられます。
今回の新NISAへの変更はデメリットばかりではありませんから、複雑だと先入観を持たずに制度を見てみましょう。
ひょっとすると、複雑、難しいと思っているのは自分だけかもしれません。
世間の声だけを鵜呑みにせず、自分の目や耳で変更後の制度について調べてみて下さい。
視野が広がると、自分なりのメリットが必ず見つかるはずです。
まとめ
今回は、新NISAを複雑に感じてしまう理由についてご理解頂けたでしょうか?
抵抗感を持っている方は、2階建ての制度運用とつみたて枠の細かいルールに理解が追い付いていないことが考えられます。
万人向けのルールとして考えると難しい内容もありますから、複雑だと感じてしまう人が多いのです。
複雑だと先入観を持ってしまうと、それ以上行動できませんから、まずは自分の目で確認することをオススメします。
2022年1月8日