リースバックで失敗しないために~失敗事例から注意点を学ぼう!~
- 2021年1月8日
- 結婚・マイホーム
老後資金を確保する等、住宅とお金の悩みを解決してくれるリースバック。
利用している人の話を聞いていると、メリットの方が多いと感じますよね。
一方で利用者の中には、「失敗したな」と思っている人もいるのです。
リースバックの利用で後悔しないためにも、みなさんにはここで、失敗事例をご紹介したいと思います。
リースバックの失敗事例~①ローン残高の状況から~
一つ目のリースパック利用者の失敗事例は、売却額よりも住宅ローン残高が上回ってしまった場合です。
売却をすることで、住宅ローンの残高の負担が軽減できると思い実行しましたが、思った以上に負債の方が多く残ってしまいました。
この話を聞くと、返済額が減ったのだから、後は少しずつ返していけば良いと思いますよね。
しかし、返済する側の生活状況を考えてみて下さい。
例えば、住宅ローンの返済にかかるお金と、自宅に住み続ける場合には家賃がかかることになりますよね。
そうなると、2つの支払いが家計の負担になってきます。
何より、どちらの支払いも高額になりやすいですから、今までの生活よりも経済状態が苦しくなってしまった人がいるのです。
人によっては、リースバックを利用するよりも、一般的な売却でお金を手に入れた方が良かったと思ってしまいますよね。
住宅ローンの残高状況によっては、売却の選択肢を慎重に検討すべきでしょう。
リースバックの失敗事例~②老後の生活費の不足状況から~
もう一つは、リースバックを利用して老後資金を獲得した人の失敗事例になります。
自宅を売却しても住み続けることができますから、老後資金確保の目的で売却し、生活を送るというのは、問題ありませんよね。
しかし、獲得した売却額の金額に問題が生じたのです。
売却時は、「このくらいなら売っても良いだろう」と思っていたのが、実際に生活してみる
と予想外の出費等がありますよね。
その結果、老後の生活を始めてから早い段階で、売却額分を使い切ってしまったのです。
このことは、本人も予想していなかったことでしょう。
何より、想定外の事態はこれだけでありません。
売却金が尽きたことで、収入から家賃を支払うことが厳しくなってしまったのです。
売却のタイミングによっては、まだ収入があることで何とかなる人もいますが、年金等に頼らざるを得ない状況だと、住み続けることも難しくなりますよね。
メリットの多い方法ではありますが、実際の事例を見たみなさんならば、売却時に注意しなければならないことを理解できるでしょう。
まとめ
今回は、リースバックの失敗事例を2つご紹介しました。
失敗事例から言えることは、売却時のローン残高やその後の生活設計の見通しが甘かったことになるでしょう。
2021年1月8日